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ハンドベルも個々で練習できる時代に

Shaer
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1月29日夜、海外から嬉しいメールが届きました。昨年末、エントリーしていたコンクールの受賞の連絡があり・・・

ドビュッシー国際音楽コンクール プロフェッショナル部門で金賞を受賞、並びにExcellent Creativity Special Award(優秀創造性特別賞)を受賞しました。

2023年に横浜で開催の「浜の風コンクール」で最優秀賞をいただいてから、国内外のコンクールに挑戦し続けています。

「イングリッシュハンドベル」」演奏は神にささげる音楽で、人と競い合うものではないという考えがあるのは、ちゃんと知っています。

でも私は、信仰のためではなく、音楽として「イングリッシュハンドベル」を演奏しているので、演奏技術を磨くこと、音楽としてさらに高みを目指すこと。そして、私の演奏を聞いてくださる方に喜んでいただくことのために演奏しているので、自分の腕を磨き続けていくことは、音楽家として当然のことと思っています。

「イングリッシュハンドベル」を評価できる人間がいないからと、参加費を納めたのに、審査対象外の連絡をいただき返金されることもあるぐらい、「イングリッシュハンドベル」でのコンクール参加の道は広くはありません。

「イングリッシュハンドベル」で参加できますか?と今まで何回、問合せしただろう。

音大に入るために必死に練習して、毎日毎日、音楽一色の生活をしている現役音大生と、同じ土俵で「イングリッシュハンドベルソロ」で審査を受けることは、アウェイ感半端なくて、自分の持っている手札の少なさを実感しつつも、できる限りの力を振り絞って、同じステージで演奏してきました。メンタルも、鍛えられるよね。(笑)

だけど、この楽器でオーケストラ楽器と横一線に並んで審査していただける機会があることの方が、本当にうれしくて。0.5点足りなくて本選に行けなかったり、厳しい講評をいただいても、これからも自分に挑戦していくことを諦めたくありません。

コンクールに出るには、練習が必要。練習しなくて上手に成ることなんて、この世にはないですよ。

ハンドベルが大好きで、「ハンドベルで音楽家を目指したい」と思ったら、他の楽器と変わらない練習環境が必要です。私は、ハンドベルも練習したいだけ、練習できる時代が、もうそこまで来ていると思っています。

私は、大人になってから出会ったイングリッシュハンドベルでした。でも、若者がプロを目指して、一生懸命ハンドベルの練習に取組んでくれたら・・・、そんなことを考えると明るい未来にワクワクします。

ハンドベルにしかできない人と人を繋ぐ、コミュニケーションツールとしての役割。それも楽しいし、否定なんて全くしません。

だけど音楽なんだから、演奏なんだから、上手にできたほうがより楽しい。私は、その部分を大切にしていきたいと思うのです。

練習用ハンドベル「プロローグ」は、量産体制がとれていないため、完全受注生産・販売となります。

金額等につきましては、2月21日の「完成記念コンサート」以降こちらのホームページより発表させていただきます。

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