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リモートレッスンの可能性

Shaer
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ゴールデンウィークの少し前だったでしょうか。

全日本イングリッシュハンドベル愛好会のFacebookで、長岡章先生のハンドベルのリモートレッスンのお知らせを見ました。

緊急事態宣言に入ってから、自身の活動が停止してしまったこともあり、今までのように楽しい気持ちでハンドベルに向かえない日々を送っていた私。

色々な楽器がリモートレッスンの道を開拓していく中で、私はどこかで『ハンドベルは、リモートじゃできない。』と諦めていました。

リモートレッスンは、お互いに楽器を持っていることが、まず前提にあるし。1つの楽器をみんなで共有して練習するハンドベルには、無理だと思いこんでいました。

でも、こんな時だし、長岡先生に聞いてみたいことを質問して、ゆっくりお話を伺えるチャンスかな?とも思い、『ハンドベル演奏ではなく、指導法について、いくつかレクチャーを受けたい』と、座学でのレッスンを申し込みました。

長岡先生は、レッスン時間にあわせ、ハンドベルを用意して待っていてくださいました。私のほうも、同じようにハンドベルを用意してスタート。

座学でしたが、お話だけではなく、分かりやすいように実際にベルを使って説明する先生。

先生の分かるように伝えようとする気持ちと。私の学びたいという思いと。1時間あっという間でした。

レッスンは、回を重ねるごとに、基礎的な練習内容から、実際の演奏指導にまで幅を拡げ、今では、『リモートだから、ここまでで諦めよう』という気持ちは、私の中には全くない状態でレッスン受講を継続させていただいています。

 

実は、アンサンブルデュオでの活動を始めたころから、長岡先生にはソロ演奏の指導でお世話になってきていました。

対面のレッスンが当たり前だったころから、時間がいつもあっという間だと感じるほど、しっかりした指導を受けてきました。

まだ先生のご指導どおりに、できないことのほうが多いですが、できない原因を指摘してくださり、できるようになるための道筋を示してくださる先生のご指導は、とてもやりがいがあり、自身が前向きに頑張るための原動力になっています。

8月末に収録を兼ねたライブ配信演奏をさせていただきますが、そのサポートも長岡先生にお願いしています。

お互いの体調管理を大事にする意味からも、現在はすべてリモートレッスン受講となっています。

今回の演奏曲の中には、リモートレッスンのみの指導で完成したものもあり、先生の指導力と、リモートレッスンの大きな可能性を知っていただきたいと思い、このブログを書いています。

最近は長野県のチームが、チームで長岡先生のリモートレッスンに挑戦している取り組みがあったり、ハンドベル界でも世界的な講師のオンラインレッスンを提供する予定のアカデミーもあるとか。

私は、ハンドベルが他の楽器と何ら変わらない楽器として周知されることを望みながら、一時でもハンドベルの可能性を諦めてしまった自分を悔いています。

長岡先生は、私に確かな可能性を見せてくれました。いつも習っている先生のリモートなら壁を越えるのも容易です。

ベルがないから...、と諦めずに、ベルを持っていない方もぜひ挑戦してみてほしいレッスンです。

 

いつだったかの合宿で、ハンドベルの大先輩が、ワインの空きボトルを低音のベルに見立てて練習しているというお話をしてくれました。

こういう心掛けが、努力が、工夫が、ハンドベルの上達に関わってくるのだな、と思いました。

ペットボトルでも、カラーペンでも、エアーでも。学びたい気持ちがあったら、ハンドベルは上達できる。そう私は思っています。

 

 

 

 

 

 

 

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