藤田ワールドの集大成
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藤田さんから練習用のハンドベルの開発に挑戦されるというお話しをいただいたのは昨年(2022年)の夏でした。]
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そして、僕にも開発プロジェクトチームの一員になって欲しいというお話しをいただきました。もちろん、光栄なことなのですぐにお受けさせていただくことにしました。
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その後、年末までは藤田さんもコンサートなどでお忙しくされておられ、練習用ハンドベルのお話しは、しばらくは無かったのですが・・・、
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年が明け、春ごろに、練習用ハンドベルの開発にあたり、これを特許化したいとのことで、あらためてご相談をいただきました。
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そして、練習用ハンドベルの開発に尽力された技術士の福﨑さんと、藤田さん、僕の3人で特許化に向けての打合せをすることになりました。
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まさか、柏ビジネス交流会で出会った3人がコラボするとは思ってもみませんでした。
※「柏ビジネス交流会」とは、漫画家の稲川久実さんが主宰する柏発祥のビジネス交流会です。僕の独立後の道を拓いていただいた交流会です。
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ミーティングで練習用ハンドベルの構造(設計図)を拝見させていただいたときには、その構造のシンプルさに驚いたのですが、なるほど、金属の専門家(福﨑さんのことです)が設計すると、こうなるのかと感心したものです。
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それまで、僕は、ハンドベル(正確にはイングリッシュハンドベルといいます。)そのものの知識などは全くなかったのですが、特許のご相談を受けてから、ハンドベルについてインターネットを中心に調べていくと、ハンドベルを取り巻く特殊な実情を知ることになります。
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なんと、主要メーカーはアメリカのマルマーク社とシューマリック社の2社しかないのです。
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そして、その価格を聞いて衝撃を受けました。
なんと3オクターブ分の音色をカバーするハンドベルを揃えようとした場合、約250万円(車1台分(;゚Д゚))が必要ということでした。
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そして、練習用のハンドベルと言えば、ミュージックベルやトーンチャイムなどあるにはあるものの、残念ながらハンドベルの音色を再現するにはほど遠く、また、ハンドベル独特の奏法を練習できる練習用ベルはこれまでにありませんでした。
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これでは、ハンドベルを普及させたくても物理的に不可能であることは火を見るより明らかです。
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藤田さんはまさにここに着目して、本物のハンドベルの音色を再現でき、ハンドベル独特の奏法の練習を可能にし、加えてリーズナブルな価格帯の練習用ハンドベルの開発に舵を切ったのです。
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藤田さんの、無いものを創り出す、まさにゼロイチの挑戦が始まったのです。
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藤田さんとは、前述の柏ビジネス交流会で出会ってからもう4年以上経つでしょうか。ハンドベルで事業を興されていることもとんでもなくスゴイことなのですが、藤田さんは、何ごとも常にやり切るという熱意がある方だと思います。
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これまでも、様々なことにチャレンジをなされ、当初は個人事業主であったのが、今や法人化され、その拠点もイノベーションが集まる「柏の葉」に移されています。
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まさに有言実行の方で、着実に藤田ワールドを拡大させていっておられます。
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今回のクラウドファンディングもそれは壮大な挑戦だとは思いますが、藤田さんの熱意がきっとこのクラウドファンディングを成功に導けるものと信じています。
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最後まで応援させていただきます
藤田さん、頑張ってください
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K-FOREST知財事務所
代表弁理士 金森靖宏