新型コロナウイルスとうまく共存できているかは、わからないけれど・・・。
最初のころよりは、出来なくなってしまったことを形を変えてでもできるようにならないか、いろいろ工夫するようになったかな。
もう今年は、演奏をする機会もないだろうと思っていたけれど、自主企画とはいえ思ったより、忙しくさせていただいています。
自分の活動の根底には、いつもハンドベルをたくさんの方に知って欲しいと思う気持ちがあって。
その想いはどこから来るのか、自分でも不思議なぐらいなのだけど、純粋に自分が良いと思っているものを、みんなに良いと知っていただきたい。そんなところでしょうか。
その想いが私の原動力になっているのは確かですが、それと同じぐらい、ハンドベルをただただ練習しているだけでは、この想いは届かないのだということも分かってきていて、いろいろなことに挑戦しているのだと思います。
ハンドベルで自分の理想とするような演奏に辿り着くこと。それは、音楽を志す者にとって、満足することのできない道ではありますが、それを追求していくことも、もちろん諦めたくないと思っています。
でも、果たして、私が練習を頑張っていたら・・・。私が上手になったら・・・?いつの間にか世間でハンドベルはメジャーな音楽になっていた、なんてことあるでしょうか?
聴いていただく機会がなければ、色々な側面を知っていただく機会がなければ、その良さは世間には拡がっていきません。だから私は、演奏の機会をセッティングすることも自分の活動のなかの重要なポイントとして、これからも作り続けていくと思います。
自分が両方できるほど、器用なタイプではなくて、演奏者ではなく企画する側の人間になろうかと、悩んだこともあったけど。良い演奏会を提供できるなら、自分は1音も打たなくても構わないとも思っていました。
でも、今はもっと音楽的価値の高いハンドベル演奏ができるようになることを目指すことも諦めずに、大変ですが両方頑張っていこうと思っています。
こう演奏したい、こんな音色が出したい。私の思い描く音が、もっともっと思いのままに奏でられるようになりたい。
演奏会の企画・実行だって、たやすいことではありません。そのための資金計画から、広報活動、諸々の雑務。1人ではパンクしそうな時もあります。そのことで、ハンドベルの練習時間が割かれるのは本末転倒と、何度も思ってきました。
それでも、両方、頑張っていこうと思っています。頑張らなくてはいけないのだと思う。
そしてこうして、私の想いを発信していくことも。思っているだけでは、何も変わらないから、これからは伝えていこうと思っています。