今年からある施設さんの「音楽の時間」にミュージックベルのレッスンを担当させていただいているのですが
標準の音名表示がわかりにくい、と。分かりやすく「ド・レ・ミ」に直してほしいと。
音域の表示もA(ラ)が基準だと分かりにくい。何とかなりませんか?と相談されました。
ミュージックベルをされている方はご存じと思いますが、音名表示はA(ラ)が基準になっていて
音域は、音名が表記されているシールの色で分かれているんですね。
低音域が金のシール、中音域が白のシール、高音域が黒のシール。
ミュージックベルを学びに来ている方たちには、「ゆっくりでいいから慣れましょうね!」と伝えていますが
施設さんは、リハビリが目的であったり、とにかく楽しむことを優先させてほしいと。そのために担当のベルを探すことだけに労力を使うとモチベーションが下がってしまうので、何とか知恵を貸していただきたいとのことでした。
楽器には、その楽器特有の決まりがあって、音名表示もその1つで。ルールは覚えてほしいとは思いつつも、それが理由でミュージックベルに触れるチャンスを逃してしまう方がいるのは、もったいないな・・・とおもい。
音名表示をご要望通りに変える工夫をしてみました。
いろいろ考えたんですが、まず・・・
1.ミュージックベルの持ち手の部分にゴム製のキャップを付けて、色で音域が判別できるようにしました。
2. ゴムキャップの色は予算の関係で、低音域が赤(いろんな色があるのでご自由に)・中音域が白・高音域が黒。基準音はドにしました。
3. 音名シールを表裏2枚ずつはって、シャープ#表記もします。(剝がれやすいのでセロハンテープで補強)
それがこちらになります。
いかがでしょう?市販されているミュージックベルの楽譜とは音名表示違ってしまうけれど。施設の生徒さんには大好評でした。
楽譜のほうにも、音名シールと同じ色で音符を表示してあげると、「白キャップのオレンジね!」とあっという間に見つけてこれるようになりました。
きちんとC・D・Eでベルを探せる私の生徒さんでも、『学校でド・レ・ミで歌ってきたのに、急にAとか言われても混乱しますよ~』と言うので今回は対応しましたが。とりあえず、このような手の加え方でベルを探すのが非常に簡単になるということでシェアします。
音名表示は変更しなくても、キャップをつけるだけでも、見つけやすくなるかな?(#^^#)ご参考までに。
※「ふつうのおと」の表現がかわいい~♡