ハンドベル「プロローグ」の監修をさせていただく立場にありますが、監修者には特別な責任があります。
監修者は単なる確認者ではありません。設計の意図を守り、品質と信頼を守る責任者です。
どんなに忙しくても、どんなに自信があっても、
「これは大丈夫だろう」と勝手に手順を省くことだけは、絶対にやってはいけません。
フェルト1枚、わずかな工程の差。
一見どうでもないように見えるその違いが、音や耐久性、使用感に直結します。
たったひとつの手順の省略が、全体を崩し、やり直しや損失、そして信頼の失墜につながるのです。
工程のひとつひとつは、開発チームが試行錯誤を重ね、選び抜いた最善の手順です。
その手順を守ることを軽んじる判断は、自らの責任放棄であり、ブランドを傷つける行為でもあります。
ものづくりは「人の手」によって守られています。
監修者としての誇りと責任を持ち、工程のひとつひとつに誠実であること。
それこそが、製品の完成度と信頼を守る唯一の方法だと、私は信じています。
自分の信念を大切に、監修者としての責任を果たしていきたいと思います。
株式会社 奏音楽企画 代表取締役 藤田美千子(ハンドベル奏者)

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