ご支援者の皆さま
このたび、クラウドファンディングにてお約束しておりましたリターン品(練習用ハンドベル【プロローグ】/クラファン受付分)の製作・最終調整がすべて完了し、支援者さまのもとに発送完了となりましたことをご報告いたします。
本プロジェクトは、ハンドベル界に前例のないチャレンジであり、製作途中には想定外の課題や試行錯誤も数多くありました。特にD5/G5/D6における検証・調整では、何度も立ち止まりながら、一つひとつ課題を解消していく根気のいる作業が必要でした。
そうした中で、どのような状況においても淡々と、諦めずにものづくりに向き合ってくださった技術士であり、プロローグのクラッパー発明者の福﨑氏、そして私の度び重なるやり直し指示に根気よく付き合ってくださった有限会社大山ヘラ鉸り製作所の職人さまたちの存在は、本プロジェクトを最後まで完走するために必要不可欠な大きな支えでした。
完成はしたものの安定供給へのノウハウをつかむまで、目の前が見えなくなるような局面が何度もあり、お互いに病んでしまいそうなときもありました。それでもリターン納品を楽しみに待っていてくださるご支援者の皆さまからいただいた応援やメッセージが、製作を続ける上での大きな励みとなりました。皆さまの辛抱強い見守りがなければ、この楽器は完成していません。
最終段階で行き詰まったG5につきましては、すでに納品済みであったG5をお借りして、正確な音程を再現するための金型の改良を行うなど、クラウドファンディングの開発品でしかあり得ないようなご協力を頂きました。ご支援者様の温かいご理解とご協力がなければ、いまだ完成には至っていなかったかもしれません。
本当に長い間お待たせしてしまいました。今回のクラウドファンディングを通して得られた技術的知見・ノウハウは、今後の市販化・安定供給に向けた確かな基盤となりました。本プロジェクトは、ここで一つの区切りを迎えますが、この経験は今後の市販品の製作に生かしていきます。
そして、10月より【プロローグ】そして【プロローグを使用したハンドベル体験】が柏市のふるさと納税の返礼品に採択され、募集が始まっております。本来、返礼品にする目的で製作したものではなかったのですが、ハンドベルを全国の方に知って頂けたらという想いから、体験型の返礼品として柏市に申し込みをした際に、【プロローグ】本体を返礼品にできないか、というお話を頂きました。
よりリーズナブルにお届けすることを目的に開発したものでしたので、主旨が違うのではないかと悩みましたが、「ハンドベルを広く知って頂くことに貢献できるのであれば』そして『一緒に頑張ってきてくれた開発チームのメンバーそれぞれの実績となるならば』と考え直しました。ふるさと納税、年内の受付はまだ可能です。【プロローグ】を使用した柏市のプロモーションビデオもぜひご覧になってくだると嬉しいです。ふるさと納税はこちらから。
2023年8月18日~10月29日までのクラウドファンディングでした。
クラファン以前から開発は始動していたので、2年半。構想からは3年以上かかりました。長かったです。やっと肩の荷がおりました。とはいえ仕事が山積みなので、あまりゆっくりもしていられないのですが、今年の年末年始は心身ともに休めたいと思います。また来年、しっかり走っていけるように。
【プロローグ】の本当の意味での市販化がここからスタートします。感謝を込めた初売りに挑戦してみようかと思っていますが、気力が持つかどうか・・・(笑)今後の情報は(株)奏音楽企画のホームページ・Facebook・インスタグラム等から発信いたします。
改めまして、最後まで見守り、支えてくさったすべての皆さまに、心より御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
株式会社 奏音楽企画 藤田美千子(プロローグ監修者)
※最後にプロローグでのチーム演奏動画が届いておりますので紹介させていただきます。頑張ってきてよかったと、報われた気がした動画です。














