ハンドベルのオンラインレッスンサイトをリリースした最近。
レッスン動画を見てくださる方に、何をどう提案していくかの一番の課題は
生徒さん側には楽器がないという現実をどう超えていくか、ということ。
ハンドベルを習い始めて、ぶつかった最初の壁が、次のレッスンまでの準備。
楽器が手元になくて、どう練習したらいいのか。ピアノを長く習ってきた私には、大きな課題でした。
そのころから、あったらいいなと思ってきたものが「練習用のハンドベル」
それは、ミュージックベルでも、トーンチャイムでもなく、「ハンドベル」
過去に一度、そのことを相談した相手がいました。でも、その時はいろいろな理由から、開発は不可能であると判断し、動かず、あきらめた。
でもその方は、私の相談を覚えていてくれたんだよね。
今年6月に初めてのソロコンサートに挑戦した私。コンサートを聴きに来てくれたと思っていたその方は、
休憩時間に、演奏用テーブルの上に置いてあったイングリッシュハンドベルを、自分の目で見て確認してくれました。
コンサート終演後、その方が私にかけてくれた言葉は、「作れるから」
何のことかわからない私に、「ハンドベル、作れるから。連絡して。」
びっくりした。
自分がもう諦めていたことを、覚えていて、「できる」といってくれた事実に。
その後、私はハンドベルをもって、その方に会いに行った。2022年7月7日。
その日から、私とその方は、練習用イングリッシュハンドベルの開発のためにタッグを組んだ。
金属の専門家 福崎昌宏先生。イングリッシュハンドベル奏者 藤田美千子。
ハンドベルを愛するたくさんの方たちに、手ごろな価格で提供できる練習用ハンドベルの研究・開発に、現在進行形で取り組んでいます(#^^#)